情弱の情弱による情弱のための説明会がへそで茶を沸かしすぎる件

とある大手メーカー様が定期的に生産動向説明会とやらを開きます。その名も「定例会」。定例化しているというのはいかにも形式化し形骸化していることを表す良いタイトルだと思いませんか。

その定例会にだいたい下請け会社はほぼ強制的に参加です。

その会場は300人あるいはもっと集まれる広いいわば学校の体育館の半分ぐらいの会議室で2台のOHPで説明内容を同時上映できるように仕込まれています。

そんな説明会がほぼ毎月行われるのですが、何回かに1回は発注システムの変更の説明が行われます。発注システムといったら下請けから見たらパソコンを操作して受注情報を受取るシステムです。まあ大事な内容です。

その説明をOHPで行うのでありました。

情弱の情弱による情弱のための定例会

生産動向やら部品不良情報など

定例会での主な議題は生産の動向だったり部品不良の増減だったりです。でもそれらの情報を伝えるのにわざわざ300人ぐらいのがん首を揃えさせる必要があるのでしょうか。

メールで送れば済む話、あるいは協力会社専用のサイトに情報を載せてパスワード保護して見させればいい話ではないかなと思います。

わざわざ人を集めて説明するのって目的がちゃんとはっきりしていないと無駄な集まりになりますよね。

OHP見せながら説明するほどの話でもないはず。OHP見て生産動向見て一喜一憂するわけでもなし。部品不良の推移を見せられて「ヨシ、もっと不良を減らすように気をつけよう」ってその場に集まって決意しますか。しません。

受発注システムの操作説明など愚の骨頂

まだ生産動向やら部品不良の増減やらをOHPで説明するのは聞き流していれば済む話ですが、システムの操作説明などOHPでされても全く意味なしです。

これこそ情弱の情弱による情弱のための説明会でへそで茶を沸かしてしまいます。

説明する方はOHPに表示された動かない画面にレーザーポインターででここをこうしてあーしてとドヤ顔で説明します。それを見ているサプライヤーたちは「ポカーン」ですwww

こういうのって実際に操作しながらじゃないとピンときませんよ。自社で実際に操作しながらここがわからないというところをハードコピーしてメールするなり、もっといえばチャットするなりしてみないと使いこなせるようにならないんです。

ついでにいうと、どこの会社でもそうなのか実際には筆者は数社しか知りませんが、発注のシステムって究極的に不親切にできています。そりゃそうですよ。主に使うのは受注側の人で使いにくいなんて声高にクレームできませんから。まったく発注側本位で作られていて、受注する側の意向なんて100%無視して作る実に面白いシステムです。そのくせシステム利用料だか伝票使用料だか適当な名目をつけてサプライヤーから使用料を搾取します。

日本のBtoBって異常。

時間のムダ

発注する方が情弱なら受注する方も情弱だから特におかしいという声も上がらず延々と何年もこういう定例会が繰り返されます。

何百人も集めて何かしようっていうならその時間で相当の成果物が生み出されないとただ時間を消費しているだけに過ぎません。まさしく最終経済で戦争と同じです。あ、企業戦士はみんな戦争しているからいいのか(納得)

まあいうならば大手発注側が植民地支配している占領軍で、受注側が植民地支配されたまたは捉えられた捕虜みたいなもので言われるがままといったところでしょうか。

それにしても戦勝国である大手発注側もかなり時間のムダをしているように見えます。数百人が同時に一同に集まるってどれだけ無駄をさせれば気が済むのか。そんな無駄を辞めて上納金でも入れるほうがまだ安上がりかなと思いますが、下請けたちも時間のムダがあまり気にならないでしょうから上納金を払うよりは毎月集まったほうが安上がりという試算をするでしょう。

この時間のムダがなくなってほしいですが、発注側の大手会社も人が余っていて暇で仕方ないでしょうからこういう無駄なイベントでもして時間を潰すしかないのです。

あわれ。