かならずしも製造業だけの話ではないかとは思いますが、ちょっと目に触ったので書いておきます。
小さい会社規模を相手にした人に限定的に見られる言動なだけなのかも。
他人の会社の玄関に来て「こんちは~、誰々います?」といきなり言う人はいませんか。初対面ではなくすでに取引のある取引先の人ですが最低限自分の会社名または会社名と自分の名前は名乗るものではないかと思います。
事務員の女性はその訪問者が誰なのかわかります。が自分を知っていようといまいとそこはビジネスですから最低限の仁義として名乗るってことは大事です。
友達だったら毎回いちいちお互いに名乗りませんね。
昨日も会った友達に翌日になって
佐藤「よう、佐藤(仮名)だよ。今日も1日学校行って勉強するか」
鈴木「お!鈴木(仮名)だよ。今日も学校めんどーだな」とか
いいませんよね。
逆に不自然でまわりの他人が聞いたらいったいこの二人の関係はなんなんだ?って訝しみます。
しかし大人はそうはいきません。しかも別の組織の人間です。
何らかの事情で取引先に頻繁に通うような場合でも玄関に入ってその場の受付または事務所に何人かいたら
「ごめんください。○○(会社名)です。誰々さんお願いします」とか
「○○(会社名)の佐藤です」とか名乗りますよ。いや名乗るべきです。
他人の領域だし、もっとはっきりいえば金での付き合いの関係なんですから。
メリハリ付けないとどうなるか?
仕事そのものにもメリハリがなくなってきます。細かいことはうやむやに片付けたくなります。要するに「言わなくてもわかってくれるだろう」ということで細かいことをつべこべいわずに仕事を進めていってトラブルを誘引してしまうかもしれない。
逆にちゃんと名乗って来社する人ももちろんいます。っていうかそっちのほうが多数派です。
だいたい概ね製造業でも商社寄りで比較的若い人のほうがそういう礼儀はしっかりしている傾向が見られます。
ある程度の年齢より下の人はそれなりに入社のときやその他のイベントである程度礼儀について仕込まれている率が高いのでしょう。
いくら見知っている会社に訪問するときでも毎回ちゃんと自社の名前ぐらいは名乗っておきましょう。
きっとその訪問先の誰かは「おまえ誰だよ」って思ってます。