製造業では誰でも現場作業に携わる機会がおとずれる可能性がある。
たとえ間接部隊といえどなにがしかの直接作業をする場合があるのだ。別に製造業でなくともそれはあるだろう。
ダンボールに入った荷物をあるところから別のところに運ぶなどというちょっとした肉体作業から、郵便物を誰かに私に別の階や部屋に行くという細かな動きも含めて。
要するに机に座って事務作業しか一切しないということはほぼどんな労働者でもありえない。
さて、そんな事務作業以外の机から離れている状態が多くなるのが製造業というものだ。
特に管理や規則にがんじがらめに縛られていない良く言えば自由な風土、悪く言えばアナーキーな製造業ほど間接要員だろうと作業に携わる機会は多くなる。
そんな間接作業員にはしばしば取引先から連絡がくる。それがインターネットが普及した時代にはメールまたはその他のSNSなどによる通信手段というものが増えた。
インターネットが普及していなかった時代には電話またはFAXが一般的だった時期が長かったはずだ。
しかしインターネットの時代になり企業とくに製造業では連絡手段はメールが主流になりつつある。もっとも製造業ではそうだが、別の業界たとえばソフトを扱う業界ではLINEやFACEBOOKでの連絡が主流かもしれない。
しかし製造業はメールが主流といってよい。
そして電話がさらに主流の地位を堅持しているのだ。
例えばこうだ。
顧客企業Aの担当者が我が社の協力会社Bもよく知っているし連絡も普通にできるとしよう。そのA者の人がB者の人にある写真を要求した。メールで送ってくれるように要求した。
その旨をこちらに”電話で”連絡してくるのだ!
メールでくれるように要求したならこちらにもメールを1本送って「B社にあるものをメールで送るように要求したがそちらに届いたら転送して送ってほしい」という旨をメールでよこせば済む話ではないか。
それをわざわざ電話で連絡してくるのだ。こっちは現場で身体動かして働いていて手が放せないのに。
というか、そういうやつ多すぎ。だから日本の労働者は生産性低いって外国から揶揄されるんだよ。
電話で伝えなければならないほどのことかな?って考えろよ。
それに電話ってよほど緊急の要件だろ。そんなにしょっちゅう電話しなければならななんて仕事のやり方が悪いのではないかって反省しろよ。
自分は自慢じゃないが電話をこっちからかけるのは2〜3日に一回だ。それも迷いに迷って(って迷うのに時間使うのもどうかと思うが)電話したほうがいいかと判断してのことだし、だいたい電話をかけるときって期限が迫って緊迫してるときだな。
そうやってしょっちゅう緊迫するような仕事してると禿げるのも速いし老けるのも早くなるぞ。
ホント、電話やめてくれ。
電話して相手が出るの待ってる時間に一仕事できるはずだ。
電話が多いやつはいつまでもボール持ってる奴だろ
小学校や中学校あるいは高校の体育でバスケットボールとかポートボールとかやることあったかな。
そんときボールをパスされるといつまでもいつまでも誰にパスするか決められないでバイオレーションを宣告されるやつが必ずいたな。
敵方が1メートル以内にいるときはボール持ってる奴は5秒以内にパスまたはドリブルまたはその他何らかの行為をしなければならないという5秒ルールというものだ。
5秒ルールを破るやつは周りが見えてない。
パスできるところに味方がいなかったら一旦的にボールを渡して取り返すでもいいじゃないか。(バスケットボールの定石戦術とは無関係です)
つまりお金と逆でな。
お金はいつまでも自分のところに留めておきたい、おくべきものかもしれないが、仕事(タスク)は自分のところから早く離脱させるほど仕事ができる奴ということがいえる。
つまり電話が好きなやつって電話じゃないと間に合わないような仕事をしているか、先が読めないやつってことだ。
電話してくれるな
製造業というところは皆一斉に整然と動いて仕事をしていて何か部品に滞りがあると大勢の人間が遊んでロスが莫大になるから、早めの処置のためにも電話が欠かせないというのもわかる。
それはそれで仕方ない。
しかし、直接生産に直結していない業務でしょっちゅう電話を使うのもどうかと思うぞ。